今年は記録的な大雪が続いている。
関東甲信越の一部でははいまだに交通機関がストップしたまま、孤立状態になっている世帯も多数。まさかの非常事態だ。
こんな時に9日間も冬休みをとっている私って・・・
交通機関、気象状況を確認しながら前日に連れと2人で小旅行を計画。
何かあったらすぐ戻れるように、近場の横浜に宿をとった。
直前だと「訳あり」なんて宿泊プランもあり、普段と泊まれないようなベイエリアのホテルもかなりお得なのだ。

京浜東北線鶴見駅下車。
鶴見川の大きな橋を渡って向かったのは、手打ちそば登茂吉。
地元のうどん屋の女将のお勧めもあり、一度行ってみたかった。

駅から15分ぐらいは離れた、目立った飲食店もない道路沿いに見えてきたのは
昔ながらの町の蕎麦屋という感じの渋い店構え。

大きな石臼が回っている。
暖簾をくぐると平日なのにほぼ満席。
手前にテーブル席、奥に小上がり、左手は打ち場と厨房。
細長いこじんまりとした店内。壁も、テーブルもかなり年季が入っている。
明るい笑顔の花番さん、感じがとても良く、まずはホットする。
TVが見える、入口のに近いテーブル席に腰を下ろす。

ぐるっと見回し、シンプルなお品書きから
お願いしたのは
両関純米酒
おしんこ
鴨焼き
両関 550円
初めていただくお酒。
平日の昼間にいただくには、十分楽しめる。
他の地酒も迷ったけど、今回はこれを3回お代り。
お酒には蕎麦みそが付く。
艶やかで滑らか、程よい甘さ。
こんなの出てくると、他の料理もつい期待してしまう。
おしんこ 500円
大根・胡瓜・人参・蕪とたっぷり盛られて、この値段はうれしい。
つかり具合もちょうど良い。

鴨焼き 1800円
待っている間、肉を焼く音がジュ~っと聞こえてくる。
その皿いっぱいの迫力に驚く。
こんがり焼かれた厚めの合鴨と葱。粗めの大根おろしがたっぷり添えられて。
とても柔らかい。
中はほんのりピンク色の焼き加減。脂もぜんぜんしつこくない。
これは頼んでよかった。いいお値段ですがその価値あり。
焼いた葱も甘くいい仕上がり。
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