北京都から出石 蕎麦と酒を巡る冬の旅2017 その⑥近又(豊岡)出石皿そばとそば神社
ろあん久美浜を出たのが13時半過ぎ。
レンタカーを豊岡の駅に返し、16時半の帰りの列車まで、あと約3時間。
ここまで来たからには、出石に行って出石そばをいただいてみたい。
昼に美味しい蕎麦を食べたばかり。
「もう蕎麦は食べないよ」
そうだよね。
でも、食べなかったら絶対後悔する~!(いつもわがままな私)
出石は歴史の深い城下町。「まだ時間もあるし、街並を見るだけでも価値はあるから!」とつれ合いを説得。
車を飛ばしてもらい、無事、町の中心部に到着。
滞在時間1時間のみ。
車で仮眠を取るというつれ合いを残し、
まずはすぐ目の前に見える出石城跡へ。
階段がキツイけど、いい運動。
この先の高台に稲荷神社があるのだが、時間が無く断念。
天守閣はなく、本丸跡。
雪の残る本丸跡の奥に、小さな社殿がある。
感応殿 (そば神社)
出石藩主仙石氏の祖、権兵衛秀久公を祀った社殿。
出石そば発祥の由来。
4代政明公は非常に蕎麦好きだったそうで、
信州上田から出石にお国替えの時に信州一の蕎麦打ち名人を連れてきたらしい。
以来300年、改良と技術を磨き、今日の出石皿そばとなっている。
とにかく、その蕎麦を早くいただきに行こう!
出石の城下町
但馬の小京都とも呼ばれる景色をさっと眺め・・
階段を駆け下りる。
のどかな城下町。
街のあちらこちらに、歴史の足跡が残っている。
辰鼓楼(しんころう)
明治4年建設。
当時は太鼓をたたいて時刻を知らせたそうな。
明治14年から今の大時計が寄贈され
日本最古の時計台として親しまれている。
って、間もなく3時!
つれ合いは別行動。桂小五郎の潜居跡(禁門の変に敗れて出石各所にかくまわれていた。)を巡るという。
私は、お土産物屋、出石焼、そして出石皿そばの店が並ぶ、大手町通りをまっしぐら(^^;。
手打ち出石皿そば 近又
閉店時間(15時)、ギリギリ。
(念のため電話で確認しています。)
お好きな所へと案内され、
小上がりが続く店内の、一番奥、お庭の見える席に座らせていただく。
閉店間近、お客さんはもう数名のみ。
先ほどまできっと忙しかったんだろうな。
まだテーブルの上に高く積まれたままの皿が、物語ってますね(*_*)
隣のテーブルの皿は、二人の方が食べられたそうです!!
お品書き
出石皿そばは一人前5皿780円。
追加は5皿ごと550円。
出石の皿そばは食べた皿を積み上げて、箸の高さの枚数を食べると「そば通」とされるとのこと。
ちなみに男性女性20枚で「そば通認定」の木札をいただけて、
男性50枚、女性40枚を1時間で完食すると、1年間無料になるんですって!
「そば通」にはなれそうにない(^^;
今日はおやつがわりに、皿そばを一人前(5枚)だけ。
まずは汁と薬味がセットされます。
大きな徳利にはたっぷりの汁が入っている!
薬味も葱、山葵、おろし大根がたっぷり。
とろろと生卵まで添えられて。
20枚イケる分、しっかりありますね(^^;
来ました!蕎麦は一度に5皿ずつ運ばれます。
玄蕎麦から石臼で挽いて丸抜きし、
挽きたて、打ちたて、茹でたてがお店のこだわり。
ホシが飛ぶ褐色の蕎麦は透明感もある。
おろおろしている私に、「食べるのは初めてですか?」
花番が親切に食べ方を教えてくれる。
まずはそのまま。
次は、塩で・・
つるつるののど越しと程よいざらつき感。
もっちりコシもある!
ほんのり甘さがある、出汁の効いた汁。
おろし大根投入。
さっぱりと。
これが美味しい!
ここは何回かお代りするところなんでしょうけど、
お腹もすいてないからね(^^;
贅沢に、次のとろろと卵、一気に行っちゃいましょう!
とろろに卵を割入れ・・
汁へ投入!
うわ~美味しい~。
玄蕎麦のホシがかすかにアクセント。モチ、ざらり。
これはお腹を空かせて来ないと、もったいない。
あと二枚!
最後の一枚は贅沢にとろろ卵汁に薬味ごと入れちゃいました。
完食!
っていっても5枚だけですけど、もうお腹パンパン。
テーブルの皿もきれいに片付き、お客は私一人。
滞在時間約30分。
美味しく、とても楽しい時間でした。
ごちそうさまでした。
さて、大時計の針は間もなく15時30分。
待ち合わせの時間だ!つれ合いの待つ駐車場へ猛ダッシュ!
この後は
無事、豊岡駅周辺でガソリンを入れ、レンタカーを返し、
ビールを買って、特急コウノトリに乗り込む。
2日間、運転ありがとうございました。
楽しかった旅に、乾杯!
手打ち出石皿そば 近又
お店のHP: http://kinmatasoba.jp/
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