green glass(中井) 初訪問 静岡の酒とおでんと十割そば
今年のお正月は空も晴れわたって天候も穏やかでしたね。暦の関係で日数こそ短かったけれど、ゆったりとした気分で家族と三が日を過ごせました。
お休み最終日の4日は、やりたいことをやろうと、
朝一番で映画を観て、お蕎麦屋さん&お風呂の計画を立て、つれ合いと外出。
しかし4日から営業しているお蕎麦屋さんは少ない。HPやら、FBで探していると、行きたかったお蕎麦屋さんの営業を発見。念のため、電話してから伺いました。
そのお店は 中井の「green glass」。
店主関根さんは、神田「眠庵」・銀座「流石 淋」と腕を磨かれ、昨年6月にこの中井にお店を開店。日本酒は静岡のみ、静岡おでんもいただけるというかなり個性的なお蕎麦屋さん。なかなか行けずに半年が過ぎてしまいました(^^;
西武新宿線か都営大江戸線中井駅から徒歩10分ぐらいでしょうか?開店時間を目指したけど、住宅街を迷ってしまってかなりのロスタイム。
看板がなく、うっかり通りすぎちゃいそうな店構え。宇治茶色の暖簾、
よく目を凝らしたらお店の名前の小さな文字が・・
玄関で靴を脱ぎ、「ごめんください」と、初めてのお家に上がるような緊張感。
おそるおそる入った店内は、自宅のリビングを改造したかのような、落ち着いた空間。
カウンターと堀こたつ式のテーブル席。先客はいない。
店主関根さんが「お好きなところへ」と迎えてくれる。
カウンターも座ってみたかったけど、初めてなのでゆったりしたテーブル席へ。
真横にはさまざまな焼酎の瓶と大きな磯自慢の樽。
日本酒は静岡の地酒がずらり。
純吟、純米、本醸造、普通酒と一目で分かるのがいいですね。
静岡おでんのメニュー。
右の小さな黒板もおでん種のメニューでした。
蕎麦屋でおでんって、すぐにお腹いっぱいになってしまいそうで、なかなか頼まない品。
でも、静岡おでんといったら別。まだいただいたことも無かった郷土料理に興味しんしん(^.^)
他にも蕎麦前に良さそうな、気になる肴がずらり。
そしてお蕎麦。もり、釜あげ、土用寒(もりとあつもり)。
とてもシンプル。
まずは寒いので熱燗をお願いする。
特別本醸造 喜久酔
生酛 特別純米 杉錦
その後、冷酒で
しぼりたて 本醸造 磯自慢
わさび漬
喜久酔の純米大吟の酒粕で作ったもの。
お酒との相性もばっちり。
静岡おでん (卵、牛すじ、大根、昆布)
色が黒いですね~。
おでんの上にはだし粉と青のりがふりかけてあって、味噌と辛子が添えられている。
大根は濃い色の割には、さっぱりした味わい。中までしっかり味が浸みていてじんわり美味しい。
卵は半熟。牛すじも、昆布もお酒のいいアテになりますね。
初めての静岡おでんの味わいに、楽しい衝撃を受け、追加オーダー。
さらに静岡の地酒を飲み進めます。
英君 槽口詰め しぼりたて純米酒
かきのオイル漬
静岡おでん (竹輪、モツ、大根)
さて口開けだった店内も、新春の挨拶に来られる常連さんがぽつりぽつり。
カウンターも満席になったようです。
そろそろお蕎麦をいただきましょう。
お願いしたのはもりとあつもりを味わえる土用寒。
まず運ばれてきた汁。色が濃い。しかしなめてみるとそんなに塩辛くない。
甘さはほとんどなく、すっきりした出汁の味わい。自分好みの男前な汁にわくわく。
もり (茨城 十割)
見事な細打ち。淡い緑の美しい面持ち。
するするっと喉ごしも良く、ふわ~っと香ばしい風味。
茹で具合も良く、もちっとした食感もいい。
汁につけると蕎麦の甘みを感じて、もう箸が止まらない。
あつもり (栃木 益子 十割)
つれ合いは埼玉 三芳産の産地違い。
こちらも見事な細打ち。
湯で温められた蕎麦は面白い。
蕎麦そのものの風味、味わいが引き出されて、逃げも隠れも出来なくなる。
この蕎麦は味わい豊か、とても色っぽい。
ごちそうさまでした。
西武線沿線に又、いいお店増えましたね。
今度は一人でカウンターもいいな‥‥
手打ち蕎麦と静岡酒 green glass
お店HP: http://green-glass.info/:
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