いまとみ（博多） 九州蕎麦と酒の旅① 水上村産と椎葉村産焼畑の蕎麦

早朝に羽田を出発、まもなく到着する博多は、まさかの雪！

見通しが悪く、３０分も上空を旋回して、大幅に遅れて空港に着陸。

もう、余裕を持って地下鉄で行くはずだったのに。仕方なくタクシーでショートカット。

ホテルやデパートが並ぶ大通りから、一本中に入った静かなビル街を進むと

白いビルの１階に、落ち着いた和の佇まい。

　蕎食いまとみ

熊本県球磨郡水上村産の在来種と椎葉村産焼畑の蕎麦の手刈天日干し、

２つの手挽き蕎麦がいただけるというので、事前に予約。

平日なので、そば屋の昼ごはんもあります♪

落ち着いたいい雰囲気。

先客は３組、ランチや蕎麦前を静かに楽しまれている。

体はとにかく冷え切っている。雪がちらつく博多は冷蔵庫のように寒い。

お燗は出来るかな～？お品書きを見ると・・

うふふ、福岡のいいお酒がありますね♪

旭菊　生酛純米

純米　綾花

もちろんお燗で♪

お品書きには呑むための肴が充実している。

葉わさびのお浸し

豆腐味噌漬け

山女魚うるか

どぜう　唐揚げ

鴨焼き

生酛のどぶ

蕎麦前も十分楽しんだ。

そろそろ主役のお蕎麦をいただきましょう。

水上村産手刈天日干し挽きぐるみ

濃い芳ばしい香り。

何日か熟成した感じさえある深い色。

もっちりした食感。噛むと複雑な粒子からほんのり甘み。

一本一本大事にいただきたいくらい、美味しい。

蕎麦本来の味を確かめたくて、汁より塩中心で。

椎葉村産焼畑十割挽きぐるみ

初めて出会った蕎麦は、普段の蕎麦とは違う、強烈な存在感。

蕎麦の香り自体は少ないが、モチモチっとした食感の中に

深く芳ばしく、力強い味わいがある。

野あえさんでいただいた桧枝岐村在来のそばがきと通じるものがある。

この蕎麦の良さを最大限に引き出した蕎麦切り。素晴らしかった。

お腹と財布に余裕があれば、

「そばがき」までいただいて、この蕎麦の力をさらに味わいたかった。

最後に今冨店主にご挨拶。とってもダンディ－でやさしいお人柄。

いまとみの会やそばウォークなど、地元に根ざした活動も素敵ですね。

ごちそうさまでした。

蕎食　いまとみ

お店のＨＰ：http://www.sobagui-imatomi.jp/

蕎喰いまとみ