176(練馬) 初訪問 とっておきの空間で蕎麦前、ハゼ天せいろ
蕎麦の食べ歩きを始めて約5年になるのに、なかなか新規の訪問数が増えない。
そんな中、久しぶりの初訪問です。
「176」と書いて「いちななろく」と読む。練馬駅から徒歩数分の近さにあるマンションの1階にあるお蕎麦屋さん。長くこの地で営まれている店主が、住所の「1丁目7番地6号」から名付けたようです。
前回、桜台の天然温泉で喜びのつぶやきをしていたら、『近くに良い蕎麦屋がありますよ。』と教えてくださった桃猫さん。ついに行ってきました。もちろん今回も桜台の銭湯で一風呂浴びてから、伺いました♪
ビルの一階に、ここだけ趣の違う古民家風の店構え。
暖簾をくぐると・・
そこは驚きの異空間!
左側にはカウンター席のみの小部屋。
店主と思われるダンディーな男性がそば打ち中。
一人で来たらここに座りたいなぁ~。
今回は母とつれ合いの3名。
右奥のテーブル席のさらに奥の掘り炬燵式の小上がりに腰を下ろす。
この席がまた素敵。
和モダンってこういうことをいうのか・・
古民家調というより、手入れが行き届いて、洗練されたクールな空間。
カウンター、小上がり、テーブル席、どの席もそれぞれに楽しめそう。
座った瞬間、とっておきの空間を作り出す。
宗玄 無濾過生原酒 ぬる燗がうまい。
昼の一品料理
ランチ中心なので、シンプルな手間のあまりかからない一品が多い。
本日の天ぷらせいろは「ハゼ」。鱚や鱧など、江戸前のネタが日替わりで入るようです。
3人とも本日の天ぷらせいろを選んで、天先でお願いしちゃいました。
蕎麦のお品書き
アテの揚げ蕎麦
焼き味噌
鴨わさ
これは苦手でなければ、必食。
鶏わさはお馴染みですが、生の鴨肉は、味がさらに濃く
贅沢な味わい。
ネギ味噌の油揚げ包み
お客様は何組もいらっしゃっても、自分だけの空間が存在している・・
お新香
景虎 にごり
ハゼ天ぷら
せいろ 薬味とつゆ
せいろ
微粉 二八
箸で手繰るとふわりと軽い。
するする~っと吸い込まれていくような不思議な存在感。
汁は薄い色ですが塩味と鰹出汁しっかりのまろやかな味わい。
私はたっぷりつけていただきました。
ナチュラルな蕎麦湯でほっと一息。
懐かしい黒電話のあるレジでお会計を済ますと、
カウンター席あるそば打ち場から「ありがとうございました。」
と大きな声で店主がにこやかにご挨拶して下さる。
『いい店だな。』
一人でも、二人でも、友達とでも・・
また来ます。
ごちそうさまでした。
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コメント
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喜んでいただけたようで何よりです。雰囲気のよい蕎麦屋は、なにものにも代えがたいものです。急かされるとか、行列とか、そういう煩わしさのない寛ぎの景観があります。しかし練馬には、おどろくほど良い蕎麦屋が多いのです。反面、アクセスが悪い(笑)。
投稿: 桃猫 | 2015年6月 7日 (日) 22時16分
桃猫様
行くきっかけをつくってくださって、本当に感謝です。
大事にしたい素敵なお店ですね。
駅から近いのも◎。
またいろいろ教えてくださいませ。
投稿: keiむさしの | 2015年6月 8日 (月) 00時41分