番外編 天ぷら 川辰(京都市南区) 桂川のほとりで揚げたての天ぷらを‥
京都では蕎麦屋ばかり行ったのではありません。
そのうちのいくつかをご紹介。
まずは桂川駅から徒歩10分 天ぷら 川辰。
京都といってもこのあたりは新興住宅地のようです。
駅前には大規模なマンションやスーパーが建設中。
(京都はイオンが目立ちますね。)
歩く町並みも、東京と変わらない住宅地が続きます。
このお店を選んだのは、連れの知り合いからのご紹介。
特にカウンターがお勧めとのこと。
事前にランチを予約して伺いました。
桂川のほとりから一本入った道沿いに、静かに佇む一軒家。
先代は屋形船も持つ川魚の料理店を営まれていたらしい。
水の打たれた風情のある石畳のアプローチを進んでいくと…
行灯と手入れの行き届いた庭が迎えてくれます。
靴を脱いで、女将さんに案内していただく。
向かって右側に予約したカウンターの和室。左側には中庭と座敷。
平日の昼、まだ先客は無い。
L字型のカウンターは7席で、掘りごたつ式。
ちょっと胸がときめきます。
程なく、もう一組のご夫婦が席に着き、本日は5名のみ。
お願いしたのは金・土・日祝限定の要予約のランチ、
天ぷらお任せ8品の善コース(2750円)。
他に先付、お造り、特製サラダ、かき揚小天丼が付く。
まずは熟撰生ビール。
鯛のお造り
薄造りで、身がしっとりしていて旨味がある。
日本酒は4種類。
天狗舞、久保田万寿、土佐鶴、古都。
オーソドックスなラインナップ。
久保田万寿をお願いする。
天つゆとおろし大根。
山椒塩、粗塩、抹茶塩と用意されており、
一品ごとにどれが合うか、大将がさらりと教えてくれます。
海老
見事にからり、粗塩で。
小鮎 琵琶湖産
ヒレまでピンと立っており、泳いでいきそう。
頭からいただくと、苦みサイコウ。
とうもろこし
甘さ凝縮。
鱧
京都の夏。これははずせませんね。
身厚でホクホク。
サラダ
大根と水菜など、超細切り。からり揚げたサツマイモの千切りがオン。
パリパリで香ばしく、梅のドレッシングでさっぱりの繊細な一品。
加茂茄子
天つゆでいただくと、中から熱い汁がじゅわ~。
伏見とうがらし
味が濃い!後でもう一度、リクエストしてしまいました。
帆立
これも味が濃~い。
揚げる利点をしっかり感じる一品。
水分が適度に飛ぶから、旨みが凝縮。
古都
京都のお酒ですね。またまた大将から注いでいただいて、にんまり。
お店の事、京都の事などいろいろ伺ったり、ゆったり楽しく食事が進みます。
コースの天ぷらはあとはかき揚とご飯。
「何か他に揚げましょうか?」
もう少しいただきたい。
「何がありますか?」
お聞きすると、
「今日はこちらの野菜と岩牡蠣があります。」
松茸と岩牡蠣いただきたいけど、ちょっと贅沢よね。
お勧めのジャンボマッシュルームと伏見とうがらしをお願いする。
丸ごと揚げたジャンボマッシュルームは3等分に分けていただく。
これが凄い。中から汁がジュワ~。香りもいいのね。
やけどしそうになりながら塩で楽しみました。
〆のかき揚ごはん
赤だしと漬物が添えられて。
小海老とサツマイモのかき揚。
甘辛のタレに山椒をかけて、ピリッと引き締めていただくのもいい。
ごちそうさまでした。
この内容でとてもリーズナブル。明朗会計もうれしい。
また京都に来た時はぜひ伺いたいな。
天ぷら 川辰
お店の紹介HP:http://r.gnavi.co.jp/c266100/
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