虎ノ門 大坂屋砂場(虎ノ門) 初訪問 大人のオアシス 澤乃井とごぼう天のせいろ
平日に休みが取れたら、老舗の蕎麦屋に行くチャンス。
オフィス街にある蕎麦屋は土曜が半ドン、日祝はお休みという所が多い。
1月中旬、ずいぶん前のこと。
霞が関を降り、日本の中枢機関である各省庁のビルを通り抜ける。昼時の交差点は、緊張感が漂うスーツ姿であふれている。なんだか来ては行けない所に来てしまった感(汗)。
向かったのは虎の門にある老舗の蕎麦屋。
外堀通りを渡り西新橋に近づいてくると、飲食店が少し増え、ホットする。そろそろかな。
愛宕通りと烏森通りの交差点の角に、ぽつんと風情のある木造の建物が見えてくる。
虎の門 大坂屋砂場
明治5年に砂場藤吉(今はない)から暖簾分けされ、現在まで続いている老舗。
この木造建築の風格ある佇まいは、大正12年に建てられてという
暫しぼお~っと見とれてしまう。
店内はピークは過ぎたけど、まだほぼ満席。厨房に近いテーブル席が空いていて案内される。花番さんは数名。きびきびとしながらも丁寧な応対がうれしい。
(※写真はお店の方に確認してから撮影。)
日本酒の品揃えは十四代・久保田・田酒・磯自慢・黒龍など品揃え豊富。
枡酒も2種類(刈穂・八海山)各700円でいただける。
寒い昼なのでおすすめの燗酒からセレクト。
沢の井 純米本地酒 550円
黒い彫りの盆に乗せられて、アテは昆布の佃煮。
中休みなしの通し営業がうれしい。
酒の肴
これがすごい。種類が豊富で、しかもどれもいただてみたいものばかり。
豆腐かつ煮、かつ煮、小田巻き蒸し、白味噌御前、白魚の玉締め等々。
今日は一人だからあまり頼めないのが残念。
鳥皮三杯酢 650円
量がしっかり。脂っこい皮も三杯酢でさっぱりといただける。
(一人でいただくには少し多すぎた‥)
巣ごもりそば 700円
量を心配したが、肴としてちょうどいい。蓋付の小碗で供される。
揚げたての蕎麦に返しベースのあんかけ。
カリっと揚がった蕎麦はそれだけでもいい肴。
(★マークの品なので混雑時は出来ないこともあり。)
初めてだからまずはせいろをいただきたいところだが、気になる蕎麦がありすぎる。
他のお客さんが頼んでいて、つい頼んでしまったのは・・・
牛蒡の天せいろ 1100円
これならせいろと両方楽しめますね。汁は蕎麦と天ぷら共通。
実はどうやっていただくか、悩んだ。
まずは蕎麦。
外二で打たれているという蕎麦は、艶やかで明るい表情。
食感、のど越し、程よい香り。バランスの取れた安定感がいいな。
汁は濃すぎず、上品な味わい。
蕎麦を先にいただいてから、残ったお酒と牛蒡天を楽しむ。
細く切られた牛蒡はカラリと揚がって香ばしい。
『今度は天先にして、たっぷりの汁に少し残した天ぷらを入れ天もりのようにして楽しむのもいいな~。』
残った天かすを見て、次回の課題にするのだった。
丸形の湯桶。さらり白濁した蕎麦湯。
ごちそうさまでした。
一人でも、仲間と過ごすのもいい。
大阪城築城の資材置き場で『蒸し蕎麦』を商っていたのが砂場の先祖。
そんな長い歴史に思いを馳せながら、味わう上質で贅沢な時間。
いつまでもそのままで…
虎ノ門 大坂屋砂場
(おまけ)
↓ いただいてみたい蕎麦がいっぱい♪創作蕎麦も多い!
○冷たいそば・天せいろ
鉄火味噌そば・茗荷そば気になります。
○温かいそば
角煮そば・梅そばも美味しそう・・
○季節のお蕎麦・変わり蕎麦・セットものまで豊富なメニュー
白子そば、生のりの花巻そば、あられそば、冷やし肉南蛮そば、穴子サラダそば。
変わり蕎麦は、生姜切りと柚子切り。
行ったのは1月なので(大汗)、今頃は春メニューでしょう♪
セットも丼が半かけといただけるのは、うれしい。ランチとしても利用度高そう♪
○お酒のラインナップ①
○お酒のラインナップ②
枡酒 刈穂 次回いただいてみたい♪
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