菊谷(巣鴨) ラスト前!林料理長の渾身の11月菊酔会
菊谷が巣鴨に移って約2年半。ほぼ同じ時期に、坐唯杏から料理人として移られ、その後料理長として活躍されてきた林さん。蕎麦前充実、魅力ある菊谷の料理を提供し続けてくれた。
菊酔会。初回から参加させていただいたこの会は、料理人の自由な表現の場でもあった。美味しいサプライズそして失敗を繰り返しながら、進化し成長する料理がとても楽しみだった。
メキメキと腕を上げた林さん。菊酔会はいつの間にやら予約ですぐ埋まる人気の会になっていた。平日夜の開催ともあって、このところ行けないでいた。
12月で菊谷を卒業されてしまうと聞いて、慌てた。あと2回で菊酔会も終了。
林さんの料理がいただけなくなるなんて、寂しすぎる。
慌てて予約して、仕事帰りに駆けつけた。
林さんの挨拶で、会は和やかにスタート。
今日は菊酔会でやってきた集大成。
大いに期待しています。
風邪で体調くずしていたので、お燗中心、お任せでお願いする。
いただいたお酒 (すべてお燗)
四季桜
木戸泉
鯉川 亀治好日
上喜元
周りの皆さんは飲み放題でやってます~(-.-)
【先付】タラバと京菜和え物
蕎麦の実と豆乳をベースにした和え衣。上に乗っかっているのはなんとタラバの卵!
ぷちぷちした卵とシャキシャキの京菜、タラバの旨味が合わさって、とても楽しめる。
【前菜】関さばの鯖寿司 紅しぐれ大根千枚漬け風
鯖好きには涙もの!これだけで今日来た甲斐があったわ。
【蕎麦】鴨だしの鴨南蛮
何?鴨南蛮?いきなり飛ばしてるね!
驚いていると、
「九条ネギと手挽きのつみれ」「鴨のガラで取ったWスープです。」
さらりとのたまう林さん。(ちょっとドヤ顔)
直球できたね。
手挽きはいい。汁もいい。こりゃ、たまらん。
【焼肴】鮟肝大根ステーキ 松茸ポン酢 イベリコ豚と大根葉の炒り煮
「大根は鴨だしで煮込んでます。」料理を運びながら、さりげなく説明(たぶんドヤ顔)。
ま、ま・つ・た・け~?
だしたっぷり浸みこんだ大根に、カリッとソテーした鮟肝はまるで和風のフォアグラ。
なんとその上に、細かく刻まれた松茸がポン酢で味付けされオン♪
香り、食感、バランス意外に合う、合う。今日は会費がいつもより高いけど、その分惜しみなく食材を投入してくるね~。ふふふ。
【香物】
ロマネスク(ブロッコリーとカリフラワーのかけ合わせ)
京人参の胡麻醤油和え
白菜
箸休めのおしんこがうれしい。
【煮物】豚バラ黒酢煮込み
大浦牛蒡
焼きリンゴ
うずらの半熟卵
「半熟卵はお好きなように」なんて、林さんにやり。
これに決まっているでしょ♪
焼きリンゴの酸味と黒豚も合う~。
【椀】すだれ貝(愛知産)のお吸い物
蛤と浅利の中間ぐらいの大きな貝。貝の旨みがでた汁、沁みるね~。
【揚物】白子の白扇揚
山椒塩が添えられて・・
片栗粉に卵白を加えた衣で、色がつかないようにふんわり揚げてある。
カラリとした衣の中からふんわり白子が・・
日本酒合いますね~。
さて料理終了。
これからメインの蕎麦。
まず汁が配られる。
少し舐めてみると、出汁の旨みがアップしてコクがある・・・。
茨城県下館産 常陸秋そば 二八
繋がりの良い、細打ち。喉越しするする。
甘み風味もあり、しっかり。
汁につけて、さらに美味しさ引き立つ。
栃木県益子産常陸秋そば
生粉打ち
こちらは林さんが打たれた蕎麦。
端正な細打ち。艶やか。
しっかり茹でて締めたのか、モチっとした食感がいいな~。
とても美味しいんですけど。これならもうお店が開けるね。
(なんか誉めてばかりだね。)
【甘味】ココナツプリン 蕎麦茶と洋梨のゼリー
「オシャンティ~でしょ♪」にんまりする、林さん。
最後も、決めてくれたね。
サプライズ、賞賛そして、そして失敗もありながら積み重ねてきた菊酔会。
そんな中で、甘味はいつも好評だった。
このデザートも女子の心をグッと掴む一品でした。
蕎麦カフェもいいな。今度は蕎麦ケーキやアイスもいただきたい。
林マジックに魅了された一夜でした。
とても美味しかった。
ごちそうさまでした。
会が終わっても話は尽きませんね。
林さんの卒業後を期待して、応援しています。
アップもたもたしていたら、もう12月半ばじゃないか!
最終日まで、あと何回行けるかな!?
(今まで参加した菊酔会↓)
前回記事:菊谷(巣鴨) 菊酔会 冬の蕎麦懐石 1年の終わりに・・
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