初参加 里山創遊会① (那須塩原) 馬頭 脱穀編
日本酒好きの自分と、蕎麦・蕎麦屋と結び付けてくれたのは
『蕎麦屋酒ああ「江戸前」の幸せ』古川修著(光文社新書)がきっかけだった。それまで居酒屋一辺倒だった「呑む」スタイルは、少しずつ蕎麦屋へと変化していった。そして蕎麦の魅力に引き込まれて今日がある。
古川修先生が栃木県での蕎麦栽培に(1996年から)取り組まれておられるのはその著書やブログで知っていた。失敗を重ねながらも、手刈り天日干しの蕎麦を収穫され、収穫祭として手打ち蕎麦にして楽しまれている様子は、憧れだった。
その蕎麦栽培に江戸ソバリエの先輩Kさんが毎年参加されており、うれしいことにお誘いを受けた。残念ながら夏の種まきは参加できなかったけど、11月の前夜祭付き!の脱穀に参加させていただく事になる。
土日の2日間。あいにく天気予報は日曜日が雨。
馬頭での脱穀作業を初日に総勢21名で行うことに。
宇都宮から車で1時間以上はかかっただろうか。山の裏は茨城県。このあたりは良質の常陸秋そばが育つという。
脱穀作業。
初めての経験である。長靴、軍手、そしてバトミントンのラケット。
天日干しになっている束ねた蕎麦をビニールシートの上で叩いていく。
実がシートの上にぱらぱらと落ちていく。
途中休憩、自己紹介などしながら楽しく作業は続く。
参加者は社会人から、大学生や研究生と年齢層も幅広い。
14時にはほぼ作業は終了。
馬頭の畑では12袋の収穫。例年よりかなり多いらしい。
150Kg。ゴミをのぞくと約100Kgはあるとのこと。
唐箕(とうみ)を使って葉や茎のごみを吹き飛ばし、実をの選別を行う。
夜盗虫というイモ虫は実の方に残ってしまうのは残念だが、玄蕎麦がきれいに取り出される。今日の作業はここまで。
もうクッタクタのバテバテである。
明日はもっと大変な刈取作業。大丈夫だろうか!?
ここの温泉、泉質がとてもいい。塩分が効いていて疲れも驚くほど取れ、少しぬるぬるのお湯は美肌の湯でもある。
すっかりリフレッシュし、今夜の宴会兼宿泊所
サンタヒルズキャンプ場に向かいます。
(続く)
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