初参加 里山創遊会④ (那須塩原) 芳賀 刈取編
蕎麦栽培の畑は、昨日の馬頭とこちらの二カ所。
のどかな里山の麓に広がる蕎麦畑。
花畑は良く見るのだが、収穫前の蕎麦畑は初めて。
最初は黒い虫が飛んでいるのか!?!とビビった~。黒い固まりが宙に浮いているように見えません?
刈取作業。
まずは見本を見せてもらってから、それぞれ1~2列ずつを担当。畑の手前から奥に向かって、刈っていく。
軍手をした右手に鎌、左手で茎を抑え根元を一気に刈り取る。
最初は雑草が混じるのが気になったり、強く引っ張ると蕎麦の実が絡まって落ちてしまいそうでモタモタ。さらに中腰の作業もつらく、立ったり、座ったりと 効率悪~。
みるみる内に作業に差が開いていく。(私がビリ)
なんと一緒に参加のソバリエTさん(赤ジャケット)は、遥か向うまで進んでいる~!!
途中、鎌の使い方などアドバイスをもらい、終わる頃にやっとコツが掴めてくる。
作業は適度に休憩時間を入れながら進められて、午前中でほぼ刈取は終了。
刈取の作業中にもう一つの「大事な作業」が畑の隣で行われていた。
昨日の馬頭で収穫した玄蕎麦の天日干しだ。
唐箕で軽いゴミを吹き飛ばした後に残ったのは、玄蕎麦の他に小さな小石と芋虫!!
一晩袋詰され焦っていた芋虫は、ビニールに広げられると一斉に外に向かって逃げ出した。
小さくて見えませんがビニールシートのまわりは芋虫(夜盗虫)だらけ~。う~んおぞましや~。
でも、農薬を使っていない証拠ですよね。
玄蕎麦に混ざっている、白っぽい小石を探し取り除く。
これから何回かに分けて天日干しは繰り返すのだそう。
現在の水分量は19%。これを16%ぐらいまで落とさないと製粉の時べたべたになってしまうらしい。
美味しいお蕎麦を作るって、大変手間がかかるんですね。
刈取の次の作業に入ります。
片手で持てるくらいの量(これが脱穀の時大切になる)を米わらで束にしていく。
米わらは水で湿らせると、切れにくく丈夫になるという。
結ぶのもだんだんもどかしくなって、軍手をはずして作業。
刈り取られた畑には、杭を打ち、長い竹を通して渡す。束ねた蕎麦は両側から詰めて立てかけられる。これは「小束掛け」と呼ばれる。
雨雲がだんだん出てきました。作業も大詰めです。
小束掛けにした蕎麦に紐をかけます。
最後に畑に刈り残った蕎麦を皆で探し、束の上にのせ終了~。
少なくとも作業中、雨は降らなかった。天も味方してくれたことに感謝。
楽しい記念撮影の後、解散。
途中立ち寄った元気アップ村温泉はナトリウム塩化物温泉。疲れも冷えもすっかり癒される。
このあたり、蕎麦栽培にも恵まれているが、泉質豊かな温泉が多いのも魅力的だ。
東京に着く、最後の最後に、土砂降り。
盛りだくさんの蕎麦栽培の旅は、無事に終わった。
古川先生、ソバリエの小林さん、そして里山創遊会の皆さん
2日間、貴重な体験ができました。
素晴しい出会い、感激の前夜祭。
温かく迎えてくださいまして、また遠路送り迎えまで、本当にありがとうございました。
次回はもう少しお役に立てるようがんばります。
これからもよろしくお願いいたします。
12月の収穫祭が楽しみです。
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