すず季(初石) 初訪問 天日干し 手挽き田舎ざると生粉ざる
今年は鎌倉に紫陽花見に行けなかったな~。(近所で撮影)
自分のためにリフレッシュ休暇、と称して平日の貴重なお休み。もちろん今日は蕎麦屋めぐり。
連れと朝から計画を立てる。伊奈、柏など行ったことのない少し遠いお店に行ってみたい。
激論の末?決めたのは 男の隠れ家(2011年11月号)や江戸蕎麦めぐりに掲載され、気になっていたお店、千葉県流山にある「すず季」。この手挽きそばをぜひいただいてみたい。連絡を入れ、まずは一安心。山手線、常磐線、東武野田線と乗り継ぎ、初石という小さな駅で降りる。
11時半はまだ支度中。開店は11時45分。
燕の巣を見たり、ぶらりともう一歩き。
早すぎて気おくれするが、せっかくの休みの日。
真っ白な暖簾をくぐり、口開けの客となる。
気さくな花番さんが温かい蕎麦茶とともに迎えてくれる。
蒸し暑い日である。平日のまだ午前で気が引けるが、休日なのだ(とすぐ開き直る)。
まずは瓶ビールをお願いする。
お通しは茗荷と茄子と胡瓜の醤油漬け。
↑ これいいね♪
窓際には刺激的な銘酒の瓶が並ぶ。
おすすめの肴と日本酒は壁に・・
これを中心に、しばらく蕎麦前を楽しもう。
赤ほやの塩辛 350円
ほやは大好物。魚屋さんで売っているいつものほやより、赤みが強く鮮やか。磯の香りたっぷり、ほろ苦く上品な味わい。
才巻き粕漬け 420円
身が引き締まっていて、こりこりの海老。粕の風味がほど良い。
添えられた山葵漬けもうれしい。
山形正宗 夏の純米 花火ラベル 700円
冷え過ぎた最初の一口より、しばらくおいた方が美味しい。
すっきりした中から、しっかりした旨みの余韻が感じられる。
季節の天ぷら(岩牡蠣2個入・茄子・オクラ) 1000円
野菜も魚も鮮度がいい♪
添えられたのはオレンジ色の岩塩。
2つあった大きい方いただいちゃった。ごめんね~。
牡蠣は大好物だが、なんと!岩牡蠣はあこがれの初体験。
身が厚い。三陸や広島の牡蠣とはまた違うマイルドな美味しさ。
大七 700円
他にもいただいてみたいお酒がいっぱいあるのに~。
また燗がいいんだよね。つき合います。
ふき味噌 210円
ここのふき味噌も、秀逸です♪
板わさ 600円
もう少し薄くても、と思うくらい厚い。一口いただくと、ぷりっぷりでこりっこり。
この厚さだから楽しめるのね。納得。
山葵もわさび漬けも、よく合う。
平日のお昼時、お仕事中のサラリーマン風のお客様、60代ぐらいのご夫婦と少しずつお客様が入り始めた。
そろそろお蕎麦をいただこう。
今昔そば(2色もり) 1300円
今風の生粉打ちのざると
昔風の手挽きの田舎を楽しめる。
汁 左)生粉打ち用 右)田舎用
両方とも甘さは抑え目。田舎用は濃く辛い。
薬味は三種類。山葵が鮮やか。
生粉ざる
見事に切り揃えられた、艶やかな表情。
ふわっと蕎麦の風味が素晴らしい。
滑らかな喉越し。噛むとほんのり甘い。
少し薄めの汁とのバランスも良く、あっという間にいただいてしまう。
程なく2枚目の蕎麦が運ばれてくる。
手挽き田舎ざる
これは衝撃だった。天日干しの金砂郷産の蕎麦だからなのか。
石臼で手で丁寧に挽いたからだろうか。
まず目で惹きつけられた。さまざまな大きさ、形の蕎麦がぎっしりと絶妙なバランスでつながっている。
蕎麦の風味が濃い。一口いただいた時のまた驚き。
舌を、喉を、通るたびに複雑な刺激、すばらしき味わい。
体が喜んでいる。
辛口の汁も合う。
しかしほとんど何も付けずにいただいてしまう。
来て本当に良かった。またこの蕎麦に会いたい。
すばらしい蕎麦との出会いに乾杯。
程よくとろりとした蕎麦湯で、汁もしっかり楽しみました。
ごちそうさまでした。
流山 すず季
千葉県流山市西初石3-1-17
電話:04‐7152‐3528
営業時間:11:45~15:00
定休日:毎週水曜日 (蕎麦栽培等による臨時休業有り)
お店のブログ: http://sarashinasuzukiblog.blog50.fc2.com/
(お品書き)
お酒
肴
温の蕎麦
田舎かけと温もりそばは次回いただいてみたいな。
冷の蕎麦
(おまけ)
帰りに休憩?で寄ったキリンシティ プラス 新宿東南口店。
話題のフローズン生初体験。
いつまでたってもこのシャーベット状の泡がビールを冷たくふたしてくれるのは凄い!
苦味のガツンとくるラガーかマイスターでこのタイプをつくって欲しいな♪
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