かね井(京都) 京都そば屋めぐり④
あれから半年が過ぎた・・・・
今回は一泊二日、冬の京都である。
11時にはのぞみで京都に到着。夕方まで自由行動。
一人地下鉄に乗り、「北大路」でバスに乗り換え「大徳寺」から歩く。
道を間違え(これが痛かった)、尋ねながら到着したのは12時。
ここは開店とともに入った方がいい・・と聞いてはいたのだが
案の定、私の前に入った一組で、満席だった。ここまで来たら待つしかない。
2件目の予定を諦めれば、時間はたっぷりある。
広い玄関の土間。炭が焚かれ、座って待つ間も、温かく和ませてくれる。
間もなく、「おひとり様どうぞ」おかみさんから声がかかる。1人用にテーブルを離して用意してくれたのだ。
鷹勇 なかだれ 熱燗
付出に
揚げ蕎麦
山葵茎醤油漬
赤穂の岩塩
残念なことにだし巻はもう終了したとのこと。
これにはがっかりしたが、次回の楽しみにする。
蕎麦豆腐と焼き味噌をお願いして、ゆっくりお酒を楽しむ。
カチャカチャと厨房で料理を作る音。運んだ食器をコトリと置く音。そして客の静かな話し声。ゆったり午後の日が差し込んで木の床を温めている。
とても忙しいはずなのに、それを感じさせない。確実に特別な空気が流れている。
一人一人に・・・
写真はないが 「蕎麦豆腐」
竹鶴 樽酒 熱燗
焼き味噌
西京味噌をベースに甘めに、刻んだ薬味でふんわり仕上がっている。
柚子の香がアクセントになって、美味しい。
京都の地図とガイドブックににらめっこ。
ここでもう少しのんびりして、散歩がてらに仁和寺方面まで足を延ばしてみよう。
平日の昼間なのに静かにお客様は回転している。
そろそろお蕎麦をいただこう。
粗挽きそば
かろうじて一枚写真が残っていた。十割の細打ち。香りがむあっっと鼻孔にとびこんでくる。箸で持ち上げると軽やかで繊細。そのままでいただくとざらりとした食感。噛みしめるとほんのり甘い。
塩でいただくとさらに味わい深い。
汁は出汁がしっかりした濃い目の辛口。少しつけていただくとこれも合う。
そして珍しくもう一枚。(2件目は無くなったので)
ざるそば
お見せ出来ないのが本当に残念である。
透き通ったようにも見える艶やかさで笊に載せられ登場。
香りもしっかりあり、何よりも食感がいい。もちっとしていながらしっかりはね返すコシがある。とてもいい。これだけ美味しい蕎麦は東京でもめったにいただけない。
辛めの汁にとてもよく合う。一口一口惜しみながらいただく。
薬味の山葵はものすごく辛みが効いている。
最後に白い急須で運ばれてきた蕎麦湯。
とろり白濁した湯は濃いめの汁をきちんと伸ばす。薬味も入れてたっぷり楽しむ。
最後にお会計しているとご主人が忙しい厨房から抜け出して挨拶してきださるのもうれしい。
また必ず来ます。ごちそう様でした。
手打ちそば かね井
住所:京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
電話:075‐441‐8283
営業時間:11:30過ぎ~14:30
17:00~19:00 昼夜ともに売り切れ次第終了
定休日:月曜日(祝日の場合営業)
完全禁煙 予約不可
まだ1時半。もう隣のわらびもちは完売である。
お土産にするなら先に買わないとね。
以下、おまけ、ほろ酔い京都めぐり。
京都はバス便がしっかりしている。一日乗車券(500円)はかなり重宝。
金閣・鹿苑寺 鏡湖池
龍安寺 石庭
龍安寺 鏡容池
銀閣寺 本堂と銀沙灘
銀閣寺 錦鏡池
銀閣寺展望所から市内を眺める。
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あれ?!
「かね井」行つてそばがき食べずに歸つちやつたんですかあ?!!
投稿: 月 旧一 | 2012年4月 2日 (月) 02時33分
月一日様
おかげさまで、やっと行ってきました。
蕎麦までたどり着けない!?いらぬ心配してしまいました。もったいなかったです

出し巻きとそばがきは次回の楽しみに
投稿: keiむさしの | 2012年4月 2日 (月) 09時39分