菊谷(巣鴨) しだれ桜・四季桜・桜切り
まだ風が冷たい、4月第一週目の土曜日の午後、笑ィ八会(江戸ソバリエ8期生)主催の花見の会に参加した。
15時に六義園に集合。花見を楽しんで、駒込から巣鴨まで散歩。地蔵通りを抜け菊谷で夕方から蕎麦前と蕎麦を楽しむ。うっとりするような企画!?
今年の桜の開花は例年より遅い。見頃をあきらめていた桜はちょうど開花がずれ込んで
今が満開。
さすがに知名度が高いだけあって正門も染井門(臨時開門)も入口は行列。
初めてみるしだれ桜。確かに見事。
そして取り囲む人も見事。
かなり老齢の桜は、幹を柱で支えられて踏ん張っているようにも見える。
藤代峠に登るとこの庭園が見下ろせる。江戸時代の大名庭園の中でもこの庭園は代表的なもの。明治になってから岩崎彌太郎の別邸にもなり、現在は東京都に寄付され国の特別名勝にも指定されている。
和歌の趣味を基調とする、贅沢で見事な庭を1時間ぐらいかけて散策。
思ったよりも桜の木は少ない。大きなしだれ桜1本と、染井吉野が池の対岸に2本。
まあ花より、、これこれ。
澤乃井 花見新酒
差し入れTさんありがとう。
桜色のお酒と思ったら瓶だけ。お酒は無色透明。
甘~いお酒でしたが、冷え切った体が温まる。
ここの焼きダンゴは炭火焼き。醤油味と味噌味おいしそう♪
しかし、我慢。食べずに歩く。
駒込の豪華な住宅街を抜けると巣鴨駅。がらりと庶民的な雰囲気に。
赤パンツや肌着、塩大福で賑わう巣鴨地蔵通り商店街。
途中、桜の名前や珍しい建物を調べたりしながら、ちょっとのんびりしすぎた?
最後は急ぎ足。
菊谷にたどり着きました。今日は貸切。
まずは定番酒
四季桜 本醸造 で乾杯。
今日は菊谷が初めての方も多い。蕎麦前には「定番の肴」中心に楽しみます。
左から
鯖燻製
昆布の佃煮(天然利尻・深香浜)
チーズのかえし漬け
きんぴらごぼう
林さんの蕎麦粥べっこう餡かけ
しっとり炊いた蕎麦の実をやさしく味わいます。
天然海老の天ぷら
いつもより海老大きくなった?
ぷりぷりの身。味が濃い。
野菜の天ぷら
獺祭 (持ち込み)
Iさん、ごちそう様です。美味しかった~。
北茨城の目ひかり。
骨ごといただけます。
杉山風サラダ
特製こんぶ出汁ノンオイルドレッシングがポイント。
野菜の美味しさを引き出してます。
林さん特製ジャガイモのふきのとう和え。
うれしい野菜料理が続きます。
ほろ苦く峻烈な味が淡白なイモに合う。
イカの一夜干し焼き。
塩加減も良く、いい感じにやわらかい。
裏佐久 辛口本醸造直汲み。
すっきりした飲み口。
左から
蕎麦味噌(江戸甘味噌使用)
わさび漬(甘さ控えめ)
わさび味噌(竹澤さん直伝)
葱味噌蕎麦の実和え
篠峯 うすにごり 純米生原酒
とても評判よかったお酒。
四季桜 花神
蕎麦が出ても、お酒のリクエストは止まず・・
そろそろお蕎麦をいただきます。
利き蕎麦2種だったけど、他に2種類蕎麦があるとのこと。
「食べたい人~」と聞くと、さすが!?全員手をあげます。
一枚目
新潟産中心にブレンドした二八
二枚目
たまき庵さらしな 十割
仙台秋保の名店「たまき庵」で自家製粉されたさらしな粉十割で打ったもの。
店主が「異次元のさらしな」とブログで書かれている通り、甘み、蕎麦の香りも風味もしっかり。驚きのさらしなでした。これは貴重。
三枚目
山形県高畠町産村山在来 十割
これはすごい。めずらしい太切り。艶やか。モチっとしたコシと食感が素晴らしい。
う~ん、うれしくてノックダウン~。
四枚目
桜切り
菊谷の蕎麦はどんどん進化している。
変わり蕎麦は好んではいただかないのだが、
この桜切りもすばらしい。桜の葉さわやかな香りと蕎麦のしっかりした存在感。
甘み、香り、のど越し。堪能しました。
ごちそうさまでした。
定番から杉山さん、林さんの料理のコラボレーション。最後は4種類の蕎麦。
菊谷ワールドは奥深い・・
花の宴は終了。
桜三昧、うれしい一日でした。
前回記事:菊谷(巣鴨) 大晦日 年越しそば
前回記事:菊谷(巣鴨) 菊酔会 11月菊酔会 晩秋渾身の蕎麦懐石
前回記事:菊谷(巣鴨) 菊酔会 林さん特製 秋の味覚お任せコース
前回記事:菊谷(巣鴨) とげぬき地蔵とプレオープンの土曜日②
前回記事:菊谷(巣鴨) とげぬき地蔵とプレオープンの土曜日①
手打ちそば 菊谷
豊島区巣鴨4-14-15
電話 03-3918-3462
営業時間:11:30~21:00(L.O20:30)
定休日:火曜日(祝日や4のつく日は営業、翌月曜に振替)
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