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2011年12月 3日 (土)

菊谷(巣鴨) 11月菊酔会 晩秋渾身の蕎麦懐石

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第二回目の菊酔会に行ってきました。

11月の第3木曜日。仕事のある夜の巣鴨は、ハードル高い。

しかし、今回は行かねばならない。

前月の会の最後に 「鴨料理がいただいてみたい!」「鴨づくしがいい」など

わがままなリクエストがでた。そんな意見に速攻で応えてくれる林さんの熱意。これは行くっきゃない。連れとともに、喜んで参加しましたよ。

前回と同じ顔ぶれが半分。合計6名の参加者は、ほぼ定刻どおり19時に集合。

エーデルピルスナー生ビールでぼちぼちスタートです。

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今回のお品書き。

あるある、鴨も牡蠣も・・・・

平日とはいえ、他のお客様も多く、店内はかなり忙しそう。

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お酒は上の段が四季桜など定番の銘柄。

下の段は新しい仕入れ先からの銘柄が並ぶ。

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先付 むかごの蕎麦掻き

おいしい蕎麦が、むかごとともにさらに香ばしくバージョンアップ。

いきなり最後の蕎麦が気になってしまうではないの♪

魅惑のスタート。

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今回のコース5000円。これにはお酒が3杯含まれている。

利き酒師でもある店主のおもしろい試み。

定番酒四季桜本醸造を 冷や→燗冷まし→燗 と温度帯を変えて

提供してくれるという。

まずは「冷や」で、すっきりといただく。

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前菜 鴨味噌 蕎麦ガレット

ガレットはクレープのような丸い生地で片面だけ焼いたもの。近頃カフェなどで、よく見かけるようになった。蕎麦粉を使ったものが多く、フランスの料理やお菓子で使われている。

お皿の上のガレットは、中身が見えない。

このままクレープのようにいただくのだが・・

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ぱらりと開いたその中には、具たっぷりの鴨味噌と鮮やかに貝割れ大根、アルアルファがのせられている。

鴨味噌には椎茸、松の実など贅沢に入っていてとてもいい味を出している。

一辺に食べてしまうのはもったいない!

私はうっとり楽しみながら、少しずつ食べました。

この提供の仕方には皆からさまざまな意見が・・

近いうちにリベンジあるかな?

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燗冷まし。

しっとり落ち着いた美味しさ。

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こんな感じでちびりちびり・・・

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碗 牡蠣と白菜の霙椀

これもいい。牡蠣と白菜がふわりやさしく炊かれて

いい出汁とおろし大根が絡まってさっぱり滋味深い味わい。

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クセを感じさせない、やさしい牡蠣の味を堪能しました。

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チロリで温められた熱燗。

四季桜の三変化。

最後の熱燗が一番美味しい♪(個人的にはですが・・)

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向付 めじ鮪刺

脂がしっかり乗ったいいめじ鮪。

魚の目利きもいいですね~。

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これからは皆思い思いのお酒を注文はじめる♪

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この後いただいたお酒。

木戸泉 特別純米 自然舞

上喜元 純米55%精米

仙介 特別純米無濾過生原酒21BY

すべて燗でいただく。どれも美味しかった~。

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焼肴 鴨ロースト セミドライトマト クリームチーズ重ね盛り

ついに、出ました!渾身の一品。

「合わせて食べてみて下さい」

その言葉通り、重なった状態でいただいてみる。

鴨の火の通し具合は絶妙。ジューシーなミディアムレア。

柔らかい。

自家製セミドライトマト、クリームチーズと、かかっているソースが合さって、

絶妙な酸味と甘み。鴨がさらに美味しくなる。

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裏から見たところ。

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このセミドライトマトが憎いほどのアクセント。

この品をいただけただけでも、大きな収穫。

これはまた是非いただいてみたい。

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このソースがおいしくて、パンが欲しいくらいです。

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預鉢 ぬか漬け

これも、素晴しい。

乳酸菌が効いていて疲れがとれる感じです。

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蒸物 穴子蕪蒸し

(中身の写真取り忘れた。)

とてもおいしい穴子が入っているんです。

蕪をおろして、ふんわり鎌倉のようにかけて蒸しあげた

ほっとする一品。

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揚物 蛸柔煮 天麩羅

これもただの天麩羅ではない。

しっかり仕事した、蛸の柔煮を揚げている。

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味がしっかり沁みているので、レモンを絞ってそのままいただきます。

宴もそろそろ終盤です。

締めの蕎麦。

唎き蕎麦として、本日2種類の産地の違う蕎麦が提供される。

一枚目は、なんと林さんが打たれた蕎麦とのこと。

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益子産 二八

そういえば、少し太め。つやつやで角がしっかり立っている。

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一口いただくとむっちり弾力もあり、いい蕎麦の風味も堪能できる。

甘み抑えたキリッとした汁との相性がいい。

今までとタイプが違う、新鮮なおいしさ。

皆の評判も良い。

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二枚目 茨城県水府産 手刈り天日干し 十割

近づいてきた時の香りが全然違う。濃い蕎麦の香りがむんむんと漂ってくる。

見事な細打ち。美しい。

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この蕎麦は何もつけないでいただきたい。

一口いただいてそう思った。

手刈り天日干しでじっくり育った蕎麦の、芳醇なうま味。

じっくり堪能しました。

美味しい汁も蕎麦湯でしっかり味わい、ほ~っと一息。

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甘味 りんごのコンポート レモンカスタード

旬のりんごをやさしい甘さで煮たもの。

さっぱりコクのあるソースがよく合います。

やっぱり甘いものがあるとうれしい。

ごちそう様でした。

最後に店主、林さんと今回のメニューについて

それぞれの感想を伝える。

林さん燃えている・・・。次回もやる気満々です。

菊谷さんますますパワーアップしてしまうのね。

前回記事:菊谷(巣鴨) 菊酔会 林さん特製 秋の味覚お任せコース

前回記事:菊谷(巣鴨) 揚げ玉ぶっかけと手挽きのもり

前回記事:菊谷(巣鴨) とげぬき地蔵とプレオープンの土曜日②

前回記事:菊谷(巣鴨) とげぬき地蔵とプレオープンの土曜日①

手打ちそば 菊谷

豊島区巣鴨4-14-15

電話 03-3918-3462

営業時間:11:30~21:00(L.O20:30)

定休日:火曜日(祝日や4のつく日は営業、翌月曜に振替)

お店のHP: http://www17.ocn.ne.jp/~sobakiku/

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