keiむさしのtwitter

無料ブログはココログ

« 眠庵(神田) 課外授業の夜は更けてゆく | トップページ | 菊谷(巣鴨) 11月菊酔会 晩秋渾身の蕎麦懐石 »

2011年11月24日 (木)

玉笑(明治神宮前) 初訪問 粗びきせいろの魅力

Dsc_2429

11月 ある秋晴れの日曜日。

いつもながら1時過ぎに家を出る。

久しぶりに下り立った原宿の駅は、うんざりするほど人人人で、あふれていた。

『しまった~。この調子だとお店に入れないかもしれないな。』

いやな予感がして、自然と足早になる。

目指すところは「玉笑」。

3年前に恵比寿で開かれていたお店を一度閉められ、

今年の7月に神宮前に店舗を移され、オープンされた蕎麦屋である。

ここ2年で食べ歩きを始めた私は、以前のお店のことは知らない。

恥ずかしながら「竹やぶ」の蕎麦もまだ知らない。

男の隠れ家でも取り上げられており、一度は伺ってみたかった。

日曜日は17時までの、営業時間もうれしい。

Dsc_2432

スマートフォンのナビがなかったらたどり着けなかったかしら・・・

表参道経由で、住宅地をいくつも曲がって、かなり歩く。

「間もなく目的地です」の音声が聞こえてくる。

目を凝らすと小さな行燈が見えてくる。

Dsc_2434

これが目印です。

看板はありません。

Dsc_2436

真っ白な壁のモダンな建物。階段には竹で造られた手摺。

Dsc_2437

階段を上がると暖簾が出ている。

行列にはなってないようだ。良かった。

扉を開けて中に入ると、

お店の方が見当たらない。

店内を覗くと2組(2人と3人)のお客様。

席はいくつか空いている。

なにやら忙しそう。

やっと声をかけてお聞きすると、和服姿のおかみさんが申し訳なさそうに

「お蕎麦が終わってしまって」

え~。しかし、食べられないのかと思ったら

「これから打つので30分ぐらいかかるんです。一人ですべてやってますので」

なんだ。良かった。蕎麦前を楽しみたいので、待つのは全く苦にならない。

「ゆっくり待ちますから、お願いします。」

せっかくはるばる来たんだもの。

Dsc_2438

テーブル席は予約が入っているそうで、

L字に6席並ぶ、カウンター席を案内される。

今は空いているけど、きっと開店からずっと混んでいたんだろうな。

厨房とは裏はらに、店内はとても落ち着いていて静か。

このお店は平日の午後に伺うのが良さそうだ。

Dsc_2439

お品書きはなんと、銀色のぴっかぴか。

いただきたかった鰊もぜんまいも、もう無くなってしまったとのこと。

残念~。

何はともあれ 熱燗をいただこう。

Dsc_2447

菊姫 純米酒 1050円

酒器が凝っている。杯の形が不安定でおもしろい。

お酒は日本酒が4種類。全体的に高めです。

ガンガン飲むわけにはいきません^^;

Dsc_2448

蕎麦みそ

このアテがうれしい。つややかで舌触りなめらか。

このゆるさと甘さがいい感じ。カリカリの蕎麦の実入り。

Dsc_2451

海老の味噌漬け焼き 840円

西京みそに才巻えびを3日間漬け込んだもの。

これだけでいいかも。

頭もしっぽも、全部いい肴♪

Dsc_2453

焼き味噌 630円

この重た~い鉄の皿には、たまげたな。

あつあつなので、触らないよう要注意だが、

いつまでも温かくいただけるのがいい。

つややかな焼きみそは、甘めでいろいろな味がする。

海老の香ばしい殻の部分が入っているようだ。

Dsc_2454

小さく竹で枠取された窓から、神社の緑が目にやさしい。

もう少し熱燗をいただいちゃおうかな。

Dsc_2456

白隠正宗 山廃 純米酒 1050円

恐竜みたいな徳利ですね^^;

きっとまだ、厨房は戦場なんでしょう。

そんな素振りを感じさせない店内は

ある意味素晴しいのかもしれない。

なんと予約のお客様が2人、また2人と入り始めた。

どうなっちゃうのかしら、と少し心配しながら・・

そろそろお蕎麦をお願いしよう。

Dsc_2457

粗びきせいろ 1050円

汁は漆の器で別に供される。

薬味は山葵と葱。

汁は少し塩分きつめ。凝縮された旨みが感じられ、奥深い甘みがいい。

とても洗練された感じがする。

Dsc_2459

細切りの蕎麦は、黒い星も飛び、

今まで見たことがないくらい表面がぶつぶつしている。

むんっと、豊かで暖かな穀物の香りがする。

なるほど、手刈り天日干しというのはこういうことなのか。

Dsc_2460

いろいろな色の粉が見事に一緒になっているのがわかる。

Dsc_2463

箸でつまむと、軽い。ぱらりとせいろから離れる。

一口いただくと、今まで出会ったことのない食感。

ざらりとして、もちっとしたコシもある。

噛むとじわり甘みが広がり、何もつけないでそのまま味わっていたい。

もちろん汁に少しつけても、これまた美味しい。

Dsc_2466

蕎麦湯は少しとろみのある、白濁したもの。

Dsc_2468

塩がきつめのおいしい汁も、おいしくいただきました。

ごちそうさまでした。

最後におかみさんが申し訳なさそうに伝えてくれる。

「今度は一人でもお電話下さい。蕎麦がなくなってしまうこともあるので。」

初めてのお店は勝手が良くわからない。教えてもらってよかった。

次回はぜひ、あつもりをいただきに来よう。

必ず電話を入れてから・・・

Dsc_2476

11月初めだったけど、もう街はクリスマスモード。

玉笑

渋谷区神宮前5-23-3

℡:03-5485-0025

営業時間:11:00~15:30  17:30~21:30

  土曜日11:00~22:00

  日曜日11:00~17:00

  (LO 30分前)

定休日:月曜日 (祝日は営業、翌火曜日休日。休日の前日は17時閉店)

« 眠庵(神田) 課外授業の夜は更けてゆく | トップページ | 菊谷(巣鴨) 11月菊酔会 晩秋渾身の蕎麦懐石 »

コメント

こちらのお店には、恵比寿の時から、未訪のままです。

ひとりでも、予約が必要とは…shock

気楽には、伺えませんね~sweat01

puffy様

ぜひ一度は行ってみてください♪
平日や開店とともに入るとか、工夫すればいいのかも知れませんね。

確実にお蕎麦をいただきたいならやはり一報入れた方が安心ですconfident

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/550180/53296354

この記事へのトラックバック一覧です: 玉笑(明治神宮前) 初訪問 粗びきせいろの魅力:

« 眠庵(神田) 課外授業の夜は更けてゆく | トップページ | 菊谷(巣鴨) 11月菊酔会 晩秋渾身の蕎麦懐石 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31