友庵(内幸町) 初訪問 サラリーマンの聖地で、夏新そば♪
木曜日の夜。
ソバリエの大先輩よりお招きいただいたのに
1時間半の大遅刻。
足早に走り抜ける、夜の新橋界隈。
うれしいことに学生はたむろしていない。(吉祥寺と違うな~)
そう、サラリーマン中心の、大人の街。新橋。
居酒屋から、ドイツ風のビアガーデン。
うらやましいくらいアフターファイブは充実しそう。
駆けつけたのは、手打ちそば 友庵(ゆうあん)。
大通りから中に入った路地沿いにひっそりと佇む。
純白の暖簾が浮かび上がっている。
本日の蕎麦のチェックは欠かせない。
なんと夏新そば。
今年1月開店したばかりとのこと。
やわらかい明るさの落ち着いた店内。間口は狭く、細長い造り。
「いらっしゃいませ」厨房からも声が響く。
背の高いやさしそうな店主が一番奥のテーブル席まで案内してくれる。
「はじめまして」の自己紹介。
蕎麦とは不思議なもの。素晴しき出会いにつながっていく。
まずは1時間半の遅れを取り戻すかのように、
生ビール!
お通しは
冷奴の醤油ジュレのせ。
(まだ慣れないスマートフォンで実験中。ぶれてます^^;)
焼き海苔
玉子焼き。
甘さおさえめの上品なボリュームがうれしい。
絶妙な技でふっくら、ジューシーに仕上がっています。
鱧と生のりの磯天。
揚げたてを塩でいただきました。
夏の味覚。あっさり、ホックリ。
これはもう少しいただかなければなりませんね。
定番のお酒以外で、店主のおすすめをお願いする。
初めていただく新潟のお酒。
高千代酒造は米どころ南魚沼にある酒蔵。
巻機(まきはた)
純米酒
純米吟醸
両方とも冷酒でいただきました。
すっきりしていながら、奥底にしっかり旨みを蓄えている
いいお酒です。今度ぬる燗でじっくりいただいてみたいわ。
さて、今回初めて同席させていただいた方は
皆、それぞれの分野で素晴しい活躍をされている方々。
「もしかしてパイロットでいらしたんですか?」
なんて野暮なことをお聞きしてすみませんでした。
JAL最後のサムライ機長、グレートキャプテンと呼ばれ
さまざまな功績を残された小林さん。
ブログ「こなもんや三度笠」のカレーパンマンさんも、その名のとおり(失礼)
にこやかな楽しいお方でした。
話は尽きない。
あっという間に時間は過ぎて、
〆のお蕎麦をいただくことに。
店主は白金の利庵で13年修行され、新丸ビルの蕎麦屋(石月)
の料理長を経て、独立されたとのこと。
後から気がつきましたが、「中休みなし」です♪
薬味は葱と山葵。
汁はたっぷり。甘さ控えめの男前の汁。
(汁の量の調整で徳利があると助かるのですが)
笊に盛られたもりそば。
群馬県渋川産 (キタワセ)夏新そば。
少しグレーがかった美しい細打ちのお蕎麦。
一口いただくと、香りが強い。
恵まれているな~。しみじみ思う。
この頃は保管方法がいいので、夏でも良質の蕎麦が比較的いただける。
その上 春、夏、秋と季節、産地を変えて 新そばも味わえるなんて・・・。
蕎麦のかけらもございません。
つながりのよい見事なお蕎麦でした。
さらり、うっすら白濁した蕎麦湯を注ぎ。
やっぱりおいしい。落ち着きますね。
しかし、血圧や体重を気にされる方は汁は「少し」にされた方がいいそうです。
蕎麦は長寿食です。「但し、汁を飲み干さなければ」とのこと。
お猪口で蕎麦湯だけを楽しまれている方もおられ、
そろそろ私も、最後にいただく汁の量を少しは控えようかな?
ラストの撮影会はちょっとした盛り上がり。(ミーハーですみません)
ごちそう様でした。
M島様ありがとうございました。
友庵
港区西新橋1-11-8 丸万五号館1階
電話:03-3593-7171
営業時間:11:00~22:30(L.O22:00)
定休日:日曜日・祝日
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コメント
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なかなか素晴らしいブログ。同じお店の同じ食事を記述するにもこうも違うのかと・・・。表現力が豊かで敬服します。
にこやかで楽しいのは、綺麗な女性の前だけです。(笑)
また、美味しい静岡のお酒を飲みに行きましょう!!
日本酒が好きになったきっかけが「磯自慢」だったなんて、沼津が第二の故郷の華麗麺麭にとっては、とても嬉しいお話でした。
投稿: 華麗麺麭(カレーパン) | 2011年8月 7日 (日) 15時20分