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2011年2月25日 (金)

室町砂場(日本橋) 初訪問、別製ざるともりの食べ比べ。

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浅草の蕎麦屋に行った帰りに神田駅下車。

せっかく取った半休の 有効活用。

老舗巡りを強行する。

「まだもり二杯はイケるな」

と豪語する連れと目指したのは

室町砂場。

砂場という名の蕎麦屋は数え切れないほど存在する。

ここは、天もり発祥の店としても有名な 

明治2年創業の老舗。一度は行ってみたかった。

二時四時の時間はとうに過ぎてしまった夕暮れ時。

Photo

オフィス街の合間。近代的なビルの一階。

やさしい灯籠の明かりが迎えてくれる。

自動扉を開け、さらに手動の扉を開けると

「いらっしゃい~」

花番さんの声が響く。

広く明るい店内。

数組の先客が、蕎麦前を楽しまれている。

50代~60代の男性が多い。

小上がりもあり、テーブル席も多い。(2階にお座敷もある。)

すいているテーブル席に案内される。

向かい側の大きな窓越しには風情のある坪庭が見える。

さっそくお品書きを眺めてみる。

蕎麦はもり(550円)と別製ざる(650円)の二種類ある。

それぞれ、お声かけでお願いしよう。

日本酒の種類は

      (冷や、燗) 「菊正宗特選」

      (冷酒 )  「菊正宗樽酒」 「純米酒蔵人」

 十分である。

蕎麦屋の定番酒 菊正宗は

飲み飽きしない、料理の脇役を徹する

すごい実力のお酒である。

このごろやっとその良さがわかってきた。

特選を熱燗でお願いする。

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お品書きをいろいろゆっくり見ている間に、

注文されてしまった~。

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お通し

梅クラゲ

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酢のもの

白魚、食用菊、ワカメ、貝(青柳だろうか?)

出汁の利いた上品な三杯酢が体に沁みる。

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おしんこ

白菜、胡瓜の浅漬け。たくあん、しば漬け。

しょっぱすぎず、ポリポリいただけるのがうれしい。

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卵焼き

一人づつ食べやすいように、別々に盛りつけて供される。

その心づかいに感心する。

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厚みがあり、ふっくら仕上がっている。

出汁たっぷり、ふんわり甘口。

お酒のおかわりをいただいて、そろそろお蕎麦をいただこう。

適度な距離を保ちながら、気配りしてくださる花番さん。

そのスムースな応対が気持ちよい。

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汁と薬味。

汁はすっきりした辛め。後からじんわり甘さも感じられる。

本わさびと千住ねぎ。

葱は『水にさらしてない』とのこと。

確かに香り、風味がいい。

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別製ざる650円

さらしな粉を卵でつないだもの。(機械切り)

一口いただくと、なめらかな細打ち。

噛むとほのかな甘み。腰も強い。

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濃い目の汁にちょっとつけて手繰る。

気品のあるのど越しががたまらない。

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もり550円

主に二番粉で打つ少し黒めの細打ち。(機械切り)

蕎麦の穀物らしさを感じる。

少し濃い目の汁にちょこっとつけて手繰る。

鼻に抜ける蕎麦のほのかな香りがうれしい。

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好みでいえば、こちらのもりが好き。

江戸蕎麦らしい蕎麦。

濃い目の汁にまたよく合う。

千住ねぎを入れる。

汁の表情がまた変わる。このねぎは風味がよい。

さらしてない分、よく汁と絡まり味を引き締める。

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さらりとうっすら白濁したそば湯で

最後まで汁を楽しむ。

季節のおそばは今は あられ蕎麦、あられとじ。

有名な天もりもいただいてみたい。

次回は坪庭をみながら のんびり一献傾けたい。

風格ある老舗の魅力を緊張しながらも、堪能しました。

ごちそうさまでした。

室町砂場

中央区日本橋室町4-1-13

電話:03-3241-4038

営業時間:11:30~21:00(土曜16:00まで)

       ※ L.Oは30分前

定休日:日曜・祝日 第三土曜日

     ※第三土曜は2011年4月から営業とのこと

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コメント

江戸ソバリエの松本です。
今度は、作り置きの天ぷらと出来たての天ぷら較べを是非行ってください。

松本様

コメントありがとうございます♪
天ぷらの食べくらべって、ど~やって?
今度詳しく教えてください

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