庵浮雨(浦和) 初訪問 カレークリ―ム鴨せいろ
1月16日
日曜日の午後
ふと思い立って、浦和まで足を伸ばすことにする。
家を出たのは12時半だった。
『余裕かな』 と思ったら
埼京線やら、高崎線やら乗り換えて (わかりづらい )最短で1時47分着だ。
結構かかるのね。
久しぶり(10年ぶり?)に浦和駅に降り立つ。
空気がき~んと冷え切っている。
練馬よりさらに気温が下がっているようだ。
駅前には伊勢丹、コルソとあまり変わっていない風景。
ちょっと ほっとする。
ナカギンザセブン。
どんなビルかと思ったら、、
降りたシャッターが並ぶ、路地裏のような不思議な通り。
本当にここにあるの!?と不安な気持ちになりながら
やっと見つけた、庵浮雨 (アン プウ)。
お蕎麦の産地の表示がうれしい。
自家製粉の細打ちの十割蕎麦と聞いている。
正面に並ぶ日本酒の数々。
ふふ、これも楽しみ。
ぼやぼやしている場合ではなかった。
ラストオーダーの時間が近い。
中に入ると、、先客はちょうどいない。
カウンター中心に、テーブル席が2つ。
小さなスペース。
気になったのはBGM。
ジャズでもない、クラッシックでもない。
『わ~すれられないの~♪』
ピンキーとキラーズの恋の季節ではないか!?
60年代?の匂いがぷんぷんする、
懐かしい日本の音楽が 次から次へと流れる。
不思議な空間。
ラストオーダーまであと10分。
豊香(長野)純米秋上がり 630円
熱燗でお願いする。
静岡のお酒が多い。
お通しに おからの煮つけ。
豊香は 燗映えのするやさしいお酒。
冷えきった体に沁みわたる。
挽肉入りかと思ったら
なんとオカラ。粗挽きなのです。
大豆の旨味がまだ残っていてとてもおいしい。
自家製豆腐 300円
埼玉 行田産 大豆「借金なし」使用。
埼玉産というのがいいね。
甘いコク!何もつけずにぺろり。
これは大人のプリン♪
本日のくん製盛合せ840円
カンパチ・たらこ・鴨。
脂ののったかんぱち。くん製にすると味わい深~い。
後ろに添えられたオニオンの酢漬けがまた、いい~。
たらこも「くん製なの?」と思うほど見た目そのまんま。
一口いただくと、じんわり スモークされているのがわかる。
鴨のくん製も見事。
しかもその鴨の後ろに添えられている・・
なんだかとってもおいしいんですけど~。これ!
店主にお聞きすると
おからのトマト煮!!
あの『借金なし』の大豆を利用しているんでしょうか!?
トマトソースでじっくり煮込んだ粗挽きのおから。
ジューシー感さえ感じるおからに驚き。
野菜料理 盛合せ 480円
これがまた秀逸!
ごま和え、お浸し、マヨネーズ和えを楽しめる贅沢な一品。
まず超クリーミーな香ばしいごま和えには、ほうれん草。
上品な出汁で煮含ませた、小松菜のお浸し。
絶妙なゆで加減に下味がしっかりしたごぼうは独特のマヨネーズソース和え。
野菜が新鮮でおいしい!ゆで加減が絶妙!
さらにスープ?
すっきり酸味の利いたトマトのだし汁と蕎麦米。
美味~。
この野菜の盛合せ 恐るべし~。
繊細なおいしさにほんと、驚いた。
「もうラストオーダーですよね。」 お蕎麦を注文。
店主が暖簾をしまいながら
「お酒はまだ大丈夫ですよ。」の一声がうれしい。
もうちょっとだけ甘えてしまおう。
しかし、このBGMやっぱり昭和にタイムスリップするよ。
今度は 欧陽菲菲だもん。
三千櫻(岐阜)純米にごり 生原酒 840円
知らないお酒。ちょっと期待して ぬる燗でいただく。
ふわっっと広がる旨味がおいしい。
(しかし一人で一合はきついなぁ~。)
たっぷり蕎麦前を楽しんで、
初めてのお店は「せいろ」、と言いたいところだが
どうしても食べてみたかった。
カレークリーム鴨せいろ 1160円
もり汁、わさび、粉チーズも添えられている。
きれいなエッジの立った細打ちの蕎麦。
何もつけずにいただく。
蕎麦の豊かな香りがふんわり。
噛みしめるとじんわり甘い~。
うわ~好きだな~。
小さなもり汁がうれしい。
ここのせいろのおいしさを
少しだけ味わえる。
キリッと引き締まったいい汁です。
これだけでも、十分満足なのに、本命はこれから。
蕎麦に くりーむとは!?!
これが合うのだ。
まろやかなクリーム汁にほんのりカレーのエッセンス。
そうそう、カルボナーラに近い。
深いコクはこの鴨肉からも、出ている。
粉チーズを入れて~
合わないはずがない!!
ちょっと、もったいない感じがするが
くやしいくらい美味しい。
う~ん 複雑な気分。
だって、もり汁でもしっかりいただきたい(産地は聞き忘れたが)
いい蕎麦なのです。
そば湯は陶器に入れられて提供される。
かなり濃厚~。
おいしいもり汁に注ぐと
和風ポタージュスープ。
これだけで もう大満足。
しかし、あまったカレークリームがもったいない。
ちょっと食べすぎかな~と思ったけど
一口ライス 160円
を追加する。
お品書きの通りにやってみた。
『ソースをかけてリゾット風に・・』
もちろん、味は・・いうまでもない。
完食、満腹である。
ごちそうさまでした。
帰りに、お若い素敵な店主と ちょこっとお話できてうれしい。
中休みにかかってしまってすみませんでした。
他にもまだいただいてみたい、気になるメニューがいっぱい。
野菜料理はまた、季節を変えて是非いただきたい。
お酒も、気になるラインナップ。
また、来ます。本当にくせになりそう。
庵浮雨
埼玉県浦和市高砂2-8-11 ナカギンザセブン1F
電話:048-825-0468
営業時間:11:30~14:00(L.O) 17:30~22:00
定休日:月曜日
おう、いつのまにか、駅前には浦和レッズの電飾が灯り。
そうそう、アジア杯優勝おめでとう。寝不足です。
(またまたブログ遅くなっちゃいましたね)
« 渡邊(新宿) 初訪問、ビルの谷間の貴重なオアシス。 | トップページ | 味のそば兵衛(三鷹) 平日の週替わりセット① »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 渡邊(新宿) 初訪問、ビルの谷間の貴重なオアシス。 | トップページ | 味のそば兵衛(三鷹) 平日の週替わりセット① »
Keiさんもすっかりお気に召したようですなぁ。
コチラのお蕎麦は無性に食べたくなる時が
あるんだよねぇ。
美味しい味が待っているので
浦和までの道のりも苦にならんすわ。
投稿: しのぶ♂@ | 2011年1月30日 (日) 22時44分
しのぶ♂@様
今回の原動力はしのぶさんのブログの力。(http://moon.ap.teacup.com/snburaura/2487.html)
見た翌日には電車乗ってました
投稿: keiむさしの | 2011年1月30日 (日) 23時45分
確かに前日にオイラが頂いたメニューと
ほぼ同じやねww
ちなみに野菜料理の盛り合わせに付いてたスープは
つきだしで出てきたおからのトマト煮のスープに
蕎麦の実を入れたものなんだって( ^-^)b
投稿: しのぶ♂@ | 2011年1月31日 (月) 00時03分