松翁(水道橋)ぶらり神保町~お茶ノ水
こ~こはかんだ~か、東京の町か~(えっさこりゃこりゃ)
なんて口ずさんでしまう私は
学生時代をそう、この町で過ごした。(はるか昔にね)
授業を抜け出しては観に行った日ハム戦(当時はほとんど無料だったのでは?)。
まだ空を見上げることの出来きた、後楽園球場で
飲む生ビールのおいしかったこと。」
水道橋駅をお茶ノ水側で降りる。
一度ゆっくり訪れてみたかった。
松翁。
暑い夏 授業の合間に、いただいたせいろ。
ずっと気になっていたお店。
江戸の良さをところどころに残す、ビル群の合い間にある
オアシスだ。
月曜日の2時過ぎ。さすがに行列はない。
店内は 一組のカップルのみ。
奥の壁際の席に腰を下ろす。
松茸そば、牡蠣そば。
秋の蕎麦。いいお値段です。
今日はお声かけで生粉打ちせいろ。
こちらのお蕎麦は茨城県産常陸秋そば。
まず穴子の煮こごりと天ぷらをお願いする。
お酒は
村祐 秋あがり 無濾過 夏越しの生酒 冷酒
(山形正宗は品切れでした。いただいてみたかったな。)
しっかし、視力がオチタ。
お酒の銘柄はわかるけど、
左の小さな文字が詳しく読めない。
一口目は、たれで食べ慣れている穴子の独特の香りが気になったが
二口三口と食べるうちにやみつき。
煮こごりがじわっと、おいしいんだ。
天ぷらは一つ一つ揚げるごとに持ってきてくれるのがうれしい。
まずは車海老の頭。
さくさくの車海老。
先ほどまで泳いでいたもの!!
ししとう、茄子。
そして大きな穴子。
ふっくら、さくさく。感激~。
奈良萬 純米吟醸 無濾過 火入れ(福島) 冷酒
みそきゅうり
午後3時を回った。
サラリーマンと学生の多い街。
入れ替わり、立ち替わり、
せいろを一枚さらりといただいて、さっと帰っていくお客様が多い。
そんな風景をぼんやりと眺めながら、、
今日は体と心のウォーミングアップ。
昨日までの緊張感をゆっくり蕎麦屋でほぐすのだ。
そろそろお蕎麦をお願いする。
生粉打ちそば。
うっとりするほど美しい。
何もつけずにいただく。
おいしい!好き!と思うお蕎麦は常陸秋そばである事が多い。
ここのお蕎麦もそうだった。
香りもあり、風味もいい。姿も美しく、のど越しもまた、いい。
いつまでも食べていたい。
きりっ!!と辛口の汁がまた いい。
残りの半分は辛み大根、ごまの薬味も入れ
楽しむ。
山葵も美味いのでそのままいただいてしまう。
蕎麦湯は熱い熱い鉄瓶に入れられて。
白濁したとろみのあるタイプ。
これがまたじんわりうまい。
いさぎよいほどの辛口の汁がまろやかに。
その変化をゆっくり楽しみながら そろそろ中休みも近い。
ごちそうさまでした。
鉄瓶の中は一人だけど、たっぷり。
いつまでもこのアツアツは保たれていた。
手打蕎麦切 松翁
千代田区猿楽町2-1-7
電話 03-3291-3529
営業時間 (月~金)11:30~15:30 17:00~20:00
(土) 11:30~16:00
定休日 日・祝祭日
(ちょっと番外編)
松翁を出てそのまま神保町方面へ歩いて行くと
正面に見えてきたのがこの公園。
巨大なタワー(右)に囲まれて真ん中にとてもレトロな建物が。
気になってルート変更。
錦華公園。
公園の前には酒屋さん。
豊島屋本店て、聞いたことがあるな。
なんて後で調べたら
東村山の「屋守」を出しているあの豊島屋さんだった。
金婚という銘柄でも有名らしい。(お土産に買ってみればよかった)
あのタワーは明治大学だったんだ~。
ツタのレトロな建物は山の上ホテル。
へえ~。
この界隈はとてもすてきな坂がある。
新しいものと、古き良き建物が混在している、
散歩するにはとても面白いルートだった。
そのままお茶ノ水まで歩いて、
丸善へ。
読みたかった本をじっくり選んで
平日の休暇は終了。
最後まで読んでくれてありがとう。
ああ、また明け方の更新。
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コメント
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松翁さん、ここは値段が高めですが、良い蕎麦、そしていいお酒、アテ、中でも上等の天ぷらを出してくれますよね~禁酒、禁蕎麦あけ~流石に足を運ばれる店が違いますね~
こちらも近々行きたいなあ~♪(^^;
投稿: まあやん | 2010年10月23日 (土) 12時30分
天ぷらでちょっと予算オーバーです(^_^;)
前回訪問した時隣の二人組がいただいてるのを見て、「いつかは~」と。
念願かないました。
とてもいいお店です。
投稿: keiむさしの | 2010年10月25日 (月) 00時29分