松翁(水道橋) 初訪問 合わせ盛り(並みと田舎そば)
この数カ月、ほぼ毎週土曜日は水道橋に通っている。
学生時代の学び舎が近い、懐かしい場所だ。
休憩時間は1時間。
徒歩圏のラーメン、蕎麦、カフェ、ファーストフードに駆け込み昼食を素早くとる。
今日はちょっとダッシュで行ってみたいところがある。
松翁。一度夕方5時過ぎに行ったら「土曜日は4時で終了。」。
残念な思いをした。
一度、昼に行ってみたかった。
12時にダッシュ。
まだアスファルトに射す日差しが 強烈!!
暑すぎる。
日本はどうしちゃったんだ。
気象庁の発表の気温よりこの道路の上は 絶対5度は高いんじゃないの?
大学、専門学校のビル群が立ち並ぶ 裏通り。
早い時間だしと思ったら もう店に数人の列が。
日陰がないじゃん。
どうしよう。やめようか。みんな諦めないかな?
なんて迷いながら 並ぶこと10分。
やっと入れました。後45分で戻らなきゃ。
ひと気のない静かな通りとは裏腹に
店内は
お客さんがび~っしり。満席。
なんかとてもエキサイティング。
ご夫婦や若いカップル、男性のグループ、読書して待つ一人客、
それぞれが蕎麦の時間を楽しまれている。
お品書きはテーブルにある。
しかし店内の壁一列に、蕎麦から一品料理、お酒まで
気になるメニューがたくさん貼られている。
時間がない。
「夏季限定の冷やむぎ」
とても気になるけど
最初なのでやっぱり
「合わせ盛り(並み蕎麦と田舎そば)」
をいただいてみよう。
汁は選べる。「濃い口」と「薄口」。
「濃い口」でお願いする。
周りを見渡すと天麩羅をいただいている方が多い。
鮎やキス。海老は生簀から注文ごとに引き上げられている。
天麩羅屋さんみたいに一つ一つ揚げられたら運ばれてくる。
来ました。
白っぽいのが並み。茨城産常陸秋そば生粉打ち。
色の濃いのが田舎そば。同じく茨城県産常陸秋そば。
玄蕎麦を使ったもの。
薬味は4種類。
山葵がとても香りよい。
並みそば。
エッジが立った細打ち。
いいそばです。
蕎麦の風味が強く感じられ、のどを通るざらつきがなんともいえない。
濃い口の汁がまた渋い。
甘ったるさがまったくなく、キリッと、蕎麦の味を引き立てる
私好み。
ちょっとおろし大根を入れていただく。
程よい辛みが利いてまたさらにおいしくなる。
そして田舎そば。
少し太目。
一口食べるとさらに風味が強い。コシがある。
噛むと蕎麦の存在感がすごい。
これは楽しめる。
交互に楽しみ、あっという間にいただきました。
鉄瓶で運ばれてきたそば湯はあっつあつ。
とろっとろの真白。
何回ついでも沈殿せずいつまでも真白。
これがとてもとても、おいしかった。
薬味も全部入れて味わいました。
花番さんと厨房、フロアを兼務されている方、
皆気持ちいいほど 目配り気配りしながら
対応してくれる。
心地よい緊張感と活気。
そしておいしい蕎麦。
お品書きをみて確信した。
ここは蕎麦とお酒を楽しむところ。
神亀、貴、烈、陸奥八仙、醸し人九平次etc.
気になる銘酒、そして 肴がいっぱいなのだ。
次回は、冷やむぎと並みの「むぎめおと」をいただこう。
夏季限定が終わらないうちに
(店を出たのは12時45分。
30分間の訪問でした。)
手打蕎麦切 松翁
千代田区猿楽町2-1-7
電話 03-3291-3529
営業時間 (月~金)11:30~15:00 17:00~20:00
(土) 11:30~16:00
定休日 日・祝祭日
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