そばきりすゞき(南大泉 練馬区) トマトの冷やかけ 蕎麦三昧
むっちり暑~い 日曜日。
母を誘ってお蕎麦屋さん。今日は秩父まで遠出の予定が計画不足で予定変更。
12時半。
「そばきりすゞき」これで3度目の挑戦。
やった~、電話で二人分の予約が取れました。
西武池袋線保谷駅南口。
母が「昔は畑ばかりだったわよ」と懐かしがる。
今は商店街を過ぎると、すぐ住宅街が続く。
こんなところに~?
閑静な住宅街、素敵な幼稚園の前にそのお蕎麦屋さんはありました。
まだ一時半。しかし、もうほぼ売り切れ。
電話していてよかった~。
「いらっしゃいませ」
とてもすてきなおかみさんが迎えてくれる。
広いテーブル席に二人腰をおろす。
クラシックのやさしいBGMが流れるコンクリートの打ちっぱなしのモダンな店内。
店内は お客様は帰られ、私たちのみ。
お品書きから私は「蕎麦三昧1500円」
母は「鴨せいろ」(1200円)。
地酒のお品書き。
「すべて辛口です。番号ごとに味が濃くなります」と説明書き。
なら一番濃い④を選択。
特別純米 月山(島根) ぬる燗で。
これがよかった。
とってもおいしい~。
辛口といっても、辛さは感じず、旨味のある。お酒はむしろ甘みさえ感じる。
昼間からぜいたく~。
アテのホタテの塩辛。
こりこりしてちょっとしょっぱい。お酒にあう。
本日の地酒のアテ(500円)。
これがサプライズ。
とってもおいしい身の厚~い鯖ずし。
感激の旨さ。
これだけでも来た甲斐があった
大好物なんです。
母とはんぶんこ。
しかし、蕎麦三昧はすごかった。
前菜三品
蕎麦豆腐
蕎麦がき
蕎麦二種
そば菓子
前菜その1
にんじんと新生姜のきんぴら。
新生姜の辛みがきんぴらの甘みを引き締め、大人の味になっている。
前菜その2
きゅうりの酢漬け
これも一味違う。
たぶん玉ねぎのすりおろしがアクセントになっている。
前菜その3
ぜんまいとあげの煮物
これは直球、ストレートにおいしい。大好きな味。
濃すぎず、甘すぎず、とてもいい。
蕎麦豆腐。
これは初めていただく。
「ごま豆腐よりおいしい。とてももちもちしていて、香ばしいわね」
母も気に入る。
蕎麦がき。
小さなご飯茶碗のサイズ。
この見事なつぶつぶ感。
香ばしく、ざらりとなめらかな食感。
蕎麦の味がダイレクトに味わえる。
くぅ~~
たまりませ~ん。
濃い目の汁(醤油)につけていただいてもまた美味い。
普段蕎麦よりうどんが好きという母。
お蕎麦屋さんでよく頼むのはこれ。
鴨せいろ。
しかしよく見かける鴨せいろとちょっと違う。
汁が薄く、多い。
中にとても大きな鴨肉が。
こんなに大きいの!!
これがやわらかくって、箸で崩れる。
味がしっかり沁みこんでいてまるで上品な角煮みたい。
おいしいし、こんな鴨せいろ初めて。
汁も一口いただくと、
薄いかと思ったら、しっかり肉の旨味が出ていてとてもいい味~。
肴が多いので本当はもっとお酒をいただきたかったけど
一人で飲んでもな~。とても残念だけどそろそろ
お蕎麦をいただこう。
これがまたまたサプライズ!!
最初のお蕎麦
トマトの冷やかけ
冷やかけそのものが初めてなのに、
なんとトマトである。
十割手挽き蕎麦。
その上に、透明な汁が張られてトマトがのせてある。
一口汁をいただく。
少し酸味さえ感じられる、上品な出しの利いた冷たい汁。
めちゃめちゃおいしいんですけど。
蕎麦は中細打ち、丸抜きの十割。茨城県産。
汁にもトマトにも全く負けていない
とても存在感のある蕎麦。
一口いただくと、しっかり引き締まっていてざらりとしたのど越しもいい。
風味も、とてもいい蕎麦。
またこのトマトも絶妙。
鮮度の良さ、酸味、程良い甘みがなんともいえない。
この透明な汁と合わさって混沌としてまさに三味(酸味)一体。
おそるべし、おそるべし。こんなすごい蕎麦初めていただいた。
一滴残らずいただく。
ちょうどいい頃合いで、次のお蕎麦。
汁と薬味が先に。
汁が濃い。
かなり寝かせた感じ。
きりっと濃く、辛い汁。ほのかに甘さを感じる。
う、ううつくしい。
見るからに、もうおいしそう。
一口いただく。
ざらり、蕎麦の香りも鼻に抜ける。おいしい。
常陸秋蕎麦。
おいしくて何もつけないで半分ぐらいいただいてしまう。
濃い目の汁にちょっとつけていただくと、またこれもいい。
薬味のおろし大根もとても合う。
一口一口クラクラしながらいただきました。
とろりとした 白濁したそば湯。
残った汁といただくと大満足。
ぜ~んぶいただきました。
そば茶とともにいただきました。
ごちそうさまでした。
なんという充実感。
蕎麦三昧1500円、本当にいいんでしょうか。
すべて全力投球。
人気店なのがよくわかりました。
一日にいただけるお蕎麦の数が少ないのが残念ですが、
また 大切な人を誘ってきます。
帰りは運動不足解消?
母とのんびり隣駅の大泉学園まで歩いて帰りました。(異常に暑いんですけど)
母が懐かしがっています。
そうです。
ほとんど記憶にないのですが、
私が生まれてから4歳までの4年間、この大泉に住んでいたんですよね。
そばきり すゞ木
練馬区南大泉4-43-32
電話 03-5387-2010
営業時間 11:30~19:30(売切れ次第終了)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
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