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2010年4月11日 (日)

傘亭(高田馬場) 旨い酒、美味しい肴、そして蕎麦にしびれる。

この一週間の自分へのご褒美(ほんとよ)にと、傘亭をめざす。

「もっと蕎麦屋で憩う」(杉浦日向子とソ連編著)新潮文庫 

という私の愛読書で特選五店になっている。(つれづれ蕎麦の本でも特選店)

今日は ゆっくり蕎麦前を楽しむのが一番の目的。

ハイヒールで移動しまくった一週間。足指に豆ができて、腫れて、歩くのがかなりきつい。

高田馬場ガード下をくぐり繁華街を通り過ぎ、ゆるやかなのぼり坂になっている

早稲田通り沿いを 足を引きずりがちに 歩く。

土曜の昼下がり、本来は中休みに入っていく時間。

街はとてもおだやかだ。

気候もそろそろよくなってきて、かなり汗ばんだところで

到着。

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のれんが出ている。営業時間をみると 夜はやらず、

大体5時ぐらい(売り切れじまい)で終了らしい。

土曜日の2時。初めてのお店は いつも入る時 緊張する。

のれんをくぐり、店内に入ると、先客はなく

入口で作業する店主だけ。

店内はBGMもなく、ひっそり静まりかえっている。

店内は狭く、席はカウンター席六席と壁側にテーブル席が二組のみ。

カウンターの真中へ腰をおろす。

めずらしく喉が渇いて

「瓶ビールありますか?」

なんて よく調べてくればよかった。

「ビールは蕎麦に合わないから置いてない」と店主。

きゃぁ~。 

それなら望むところ! 

奥の壁をみると

おいしそうなお酒がずらり。

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なじみのあるお酒の中から

「じゃあ~鷹勇を燗でお願いします」

なんせ 店主と一対一

まずは飲んで考えよう。

とりあえず そば味噌を注文。

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鷹勇はぬる燗。

なるほど。ちょうどいい。

火照った顔も落ち着いてきた。

焼きみそが合う。

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しょっぱくない、ほんのり甘い味噌がいい。

大葉と葱のバランスもよく

ぱくぱく食べてしまう。

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落ち着いたところでカウンター前に貼られた

お品書きをじっくりみる。

(このカウンター前には、この店で使っている蕎麦、調味料の出所をすべて明記(手書き)した一覧表が貼られている。)

次に生湯葉刺身を注文。

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すごい肴だ。

「これだけ揃えて、夜までやらないと

ちょっと残念がるお客さんもいるのでは?

私には中休みがない方がありがたいのですが」

の会話をきっかけに、江戸のころの蕎麦屋の利用のされ方、

全国の蕎麦を食べ歩いて、自分が食べたいと思う肴を求め、

いい素材(すべて天然もの)に行きついたこと。

などなど興味深い話を聞かせていただく。

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この湯葉刺身。蕎麦ではでない山葵が添えられている。

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なにもつけないでも、濃く甘い、大豆のよさがわかる湯葉。

とても おいしい。

燗でおすすめをお聞きし

神亀 純米を熱燗でいただく。

これが旨い。じんわり体にしみわたる。

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鮎のメニューが気になり一品選ぶ。

稚鮎南蛮漬け。(鮎寿司も頼みたかった)

さらに蕎麦にも話は広がって

神亀もさらにおかわり。

初めての緊張感は無くなった。

そろそろ最大の関心であるお蕎麦を。

お品書きから本日の変わりそば田舎もいただける

二色そばをお願いする。

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ここの蕎麦は信州産霧下と北海道十勝をその時々によって

一番いい状態でブレンドするとのこと。

大根をすりおろす音が響く。

他に従業員はいない。

すべての作業を店主一人で もくもくと行う。

先に汁と薬味が出される。

薬味は辛み大根だけ。

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汁がいいのは言うまでもない。

甘みのないすっきりとしたいい汁。

天然の材料を使った 贅沢なものだ。

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少し赤みがかった長野県の辛み大根。

たっぷりと盛られている。

舐めてみるとピリっとしびれる辛さ。

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もりと田舎の二色そば。

量は少なめ。飲んだ後の〆の蕎麦。

ちょうどいい。

何もつけずにいただくと もりは喉ごしよく ほのかに蕎麦が香る。

田舎はそば粉の存在感たっぷり。

むせるくらいのざらつき感。表情が全くちがう。

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好みはやはり もり。

汁につけての喉ごしと鼻に抜ける蕎麦の香りがたまらない。

あまりずずずっと、(肺活量多くないんで)勢いはつけられない。

自分なりに手繰る。

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田舎もはっきりいって、すごい蕎麦。

噛みしめ、味わい、また汁とのバランスも楽しむ。

この汁、二色の蕎麦のバランス。

なんと刺激的なことか!!

最後は辛み大根を汁に入れてたっぷり味わう。

興奮冷めやらぬまに終了。

適度に白濁したさらりとしたそば湯で割って

最後まで汁を味わう。

話はつきない。

デザートまでいただいてしまう。

だらだらとお酒をいただいていたい気持ちを抑え、

時刻はもう4時を回る。

「あと3年ぐらいかな」と 店を続けるのがしんどくなってきたという店主に

「え~、(まだ来たばっかり)これから楽しみにしてるんで 絶対長く続けて下さい。」

なんて 3本も飲んで 肝も座ってしまった自分。

かなり厚かましいですね

ごちそうさまでした。

まったりというより、超刺激的な充実感。

興奮冷めやらぬ私は この後 新宿まで出て 

自分へのご褒美のお買い物を続けるのであった。

傘亭

新宿区高田馬場3-33-5

℡03‐3364‐5758

営業時間 12:10~17:00頃が多い(売り切れ迄)

休業日 金曜日 他臨時休業年に数回あり。

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カウンター前の材料の一覧表。

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コメント

ごっくん(^^; いやあ、昼から、傘亭で蕎麦前で始まり2色で終わる~いいですね!
 ここはしばらく行っていません。そう、夜はやっていないので、伺うチャンスがなくて~うらやましいです。
 蕎麦好きには堪えられないお店です。反対側の明治通り添いにある「もり」さんもお勧めです。こちらもカウンター7席の小体な店ですが、いいお酒とアテ、そして美味しい蕎麦がわりに安くいただけます(^^)

まあやん様

私は夜はあまり出られないから、傘亭の時間帯がとてもうれしんです。このお店は大人の贅沢という感じ。
 まあやんさんのおすすめのお店は、是非伺いたいです。

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